(平成24年6月24日)
いよいよ渓流シーズン真盛りの6月後半。肝心の日原街道が、平石橋付近の落石の影響により、6月から通行止め(平成24年度)になっていたので、これまであまり縁のなかった峰谷川へ足を伸ばします。
この渓は、奥多摩湖に直でつながっており、自然の摂理に従えば、湖を、海に見立てて、大きく成長したヤマメの存在が噂されます。
深夜3時。林道の終点で、焚き火をして、とりあえず酒を飲みます。
気温が低いので、燗をつけた日本酒がうまいです。
大学時代のS先輩と共に、ついつい飲みすごしてしまい、4時過ぎに就寝。
七時半に起きて、ぼちぼち準備をして、釣行開始です。明るくなると、見事なわさび田が目の前に広がっていた。
ここは、峰谷川の上流で、モクボ谷というらしいです。
釣り上げた、ちびのヤマメをリリースするS先輩の勇姿。
(この時点で、二人とも結構アタリを感じていたので、ある程度釣れると思っており、あえてチビ山女の写真は撮らなかったわけなんですが、後で撮っておけば良かったと激しく後悔することに)
しばらく進むと、すぐに人工の砂防ダムが現れる。
アタリを感じたのは最初の砂防ダムまでで、それ以降は、ちびヤマメの喰いすら渋くなってしまいました。
堰堤が連続するタイプの谷であることが分かる。これはこれで味があって嫌いではないですが、自然のままの滝が連続するタイプの渓に比べると、情緒も、釣果も、どうしても一歩譲ってしまうというのが僕の感想です。
朝8時すぎくらいから釣りはじめ、午後1時くらいまで。
チビ山女のアタリ多数出るも、目ぼしい釣果無し。
途中、倒木の沈んだポイントで、悠々と泳ぐ20センチオーバーの岩魚(らしき魚)の姿を確認するも、
投げ入れたエサに、ピクリとも反応せず。
・・・帰り道でこけて、竿(僕が所持している中では一番高価なやつ)を折ってしまった。
海釣りの竿まで入れると、毎年一本のペースで竿を破壊している(その都度、近くの上州屋でパーツを注文して直す)。
それと、気のせいかもしれないが、Sさんと一緒のときに、僕は竿をよく折る気がする。単独釣行に比べて、頼れる同行者がいるという心理的安心感(言いかえると、油断)のせいで、歩き方が雑になっているせいかもしれない。