(平成21年6月14日釣行)
・・・・と、いうわけで、本年(平成21年)最初の本格的な釣行は、日原川支流“倉沢谷”となりました。
実は、4月に地元の多摩川本流で竿を出したりもしたんですが、レポートに値する釣果がなかったりして。
(いわゆるボーズどころか、終日アタリすらなし!)
倉沢橋。
東京都で、いちばん下までの距離がある橋・・・・だったと記憶してます。
しかし、樹木が生い茂っているせいで、のぞき込んでも、高度感がなく、あんまり怖くない。
こちらが今年のファースト山女魚。パーマークが鮮やか。
ヤマメの住んでいた流れ。
初岩魚。小ぶりですが、超元気いい。
岩魚の住んでいたあたりの風景。
初、ちびヤマメ。尊い・・。
チビヤマメのいた流れ。
起伏に富んでますが、まだ普通に遡行できます。
先人が残して行ったロープを使って、降りる。
むろん、信頼しすぎないで、ロープはあくまでも補助と割り切ることが必要です。
なんとなく、ここにはカミサマがいるっぽい。
で、これが問題の不思議ヤマメであります。
パッと見て、いつものヤマメと違うことが分ると思います。
山のカミの悪戯なのか。ミステリーを感じます。
不思議ヤマメの住んでいた淵。
不思議ちゃんの撮影に夢中になっていたら、二人づれのおじさま釣り師に追い抜かれてしまいました。。
まあ、彼らもずっと僕の後ろを遡行して来たとすれば、釣果は貧しいはずですから、ここは気持ち良く先を譲ることにしましょう。
しばらく休憩してから、いったん林道に上がって、別のポイントを探し、歩きます。
・・・・そうすると、おや、砂防ダムみたいなのが現れて来ましたよ!
歩いてみた。
上から見下ろす。
ダムの表側。
残念ながら、期待していたような、大場所はありませんでした。。
この辺りまで来ると、「ザ・渓流」という感じになって来ます。ときに竿をたたんで、三点支持の基本を守って、慎重に進んでいく。
・・・・実はこのイワナ、ぷかぷか浮いているのを、手でつかみ取ったです。
ひん死の重症なのかな?と思いきや、少しすると、ゆらゆら~と泳いで消えて行きました。
頑張れ!!
なんとか、自分の竿でもう一尾追加したい・・・と思いながら、ここぞ!というポイントに仕掛けを投下するも、
小さなアタリがあるだけで、掛かりません。
そのうち、だんだん暗くなってきました。
午後3時20分。あまりにも不気味で、「新耳袋」的妄想があれこれ思い浮かぶようになって来たので、残念ながら、本日はこれまで。
帰り道の林道の様子。
お隣の“川乗り谷”よりも、多少歩きやすい感じがします。
「こういうの、山に捨てていくやつ、頭おかしいんじゃないの。」
倉沢谷の入り口。マイカー規制の理由は、ズバリ、危ないから。
今回、単独行で、アルコール摂取するのはあまりにもやばい感じがしたので、
奥多摩駅に帰り着いてから、ビールをやります。
無事に帰れることが、いちばんです。
飲みだしたら、この日はじめて、どしゃぶりの雨に。。
釣り始め:午前7時
釣り終わり:午後3時20分 ほとんど休憩なしで9時間歩きっぱなし。
※で、肝心の不思議ヤマメの正体ですが、実はこれ、イワナとヤマメの混血種なのですね。たしかに、ヤマメとイワナが半々で釣れて来る・・・という領域なので、時にそういうことが起こり得るのかもしれませんが、 神秘を感じます。